ミニコラム
商品の生産国について
現代においてはインターネットの普及もあり、世界中の商品が簡単に手に入るようになりました。
しかしながら最近、商品を選ぶ段階で特に気になることがあります。
それは、その商品がどこで作られたものかよくわからない場合があることです。
商品がどこで作られようと関係ないと考える方もいらっしゃると思いますが、例えば遠く離れたヨーロッパの国の職人さんが作ったものだと思って購入したものが、日本のすぐ近くで作られていたなんてことになるといかがでしょうか。
商品の背景である歴史、伝統、作り手などに思いをよせる商品もあるのではないでしょうか。
(コーミングアースでは必ず生産国を掲載するようにしております。)
家庭用品品質表示法上は、家庭用品について原産国を表示することは義務付けられておらず、原産国を表示する場合の基準も定められていません。
但し、以下の通り紛らわしい表示についての規定はあります。
「商品の原産国に関する不当な表示」(昭和48年公正取引委員会告示第34号)は,商品の原産国について,原則として,次のような表示を不当表示として規定しています。
ア 国内で生産された商品についての次に掲げる表示であって,その商品が国内で生産されたことを一般消費者が判別することが困難であると認められるもの
(1) 外国の国名,地名,国旗,紋章その他これらに類するものの表示
(2) 外国の事業者又はデザイナーの氏名,名称又は商標の表示
(3) 文字による表示の全部又は主要部分が外国の文字で示されている表示
イ 外国で生産された商品についての次に掲げる表示であって,その商品がその原産国で生産されたものであることを一般消費者が判別することが困難であると認められるもの
(1) その商品の原産国以外の国名,地名,国旗,紋章その他これらに類するものの表示
(2) その商品の原産国以外の国の事業者又はデザイナーの氏名,名称又は商標の表示
(3) 文字による表示の全部又は主要部分が和文で示されている表示